Onboard Magazineで面白い動画が紹介されてました。
「How to be a skier」
How To Be a Skier | Onboard Magazine
http://onboardmag.com/videos/skier.html
良きスキーヤーになるために必要な28のステップが紹介されています。
※完全にネタ動画です。
元動画はこちらです。
How To Be a Skier – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YPg4HuIQt9c
なかなか面白かったんですが、一方で全部英語なのでよくわからないものもあり。
気になったので全部調べてみました。
まあ、多分八割ぐらいは合ってると思います。
Step1:スキー板を買う
オールドスクールならこの板
動画内ではショートスキーの扱いが酷いですねw
Step2:スタイルを決める
パーク中心なら「Park Rat」
Rat(ねずみ)とついていることからもわかる通り、良い意味ではないですw
オールドスクールに行くなら「Gaper」
一般的には「おでこが出ている人」を指すようですが、80年代ウェア(特にヘッドバンドスタイル)を着た人もそう呼ぶようです。
ヨーロッパのオシャレ(でなよなよしい)なスタイル、「Euro」
「Grom」というのは、grommetの略でキッズのサーファーを指す俗語だそうです。
Step3:基礎を学ぶ
何事も基礎は重要ですからね。
Step4:シーズン券を買う
Step4でもう、いきなりシーズン券買うようです。
Step4.5:シーズン券は小人料金があるので活用しよう!
僕、12歳です。
Step5:「スノボちゃん」にはならないように!
「Gaper」「Gorby」(他に、「Beater」など。)というのは、ちょうどスノーボードで言うところの「スノボちゃん」に当たる言葉のようです。
特に、ゴーグルの上に見えているおでこを「Gorby-gap」と呼び、初心者としてバカにしているようです。
由来については諸説あるようで、欧米のフォーラムでもその出自については議論になっています。
なお、「スノボちゃん」とは、ウェアやギアがレンタルで古臭く、スタイルがダサく、リフト降り場にたまったりゲレンデの真ん中で座ったりパークのランディングでお茶飲んでるようなバカを指す言葉です。
そういえば、「スノボちゃん」に当たる言葉ってスキーだとなんていうんですかね?
Step6:スキーブーツは歩きにくいので気を付けろ!
スキーブーツを履いて、ピザとコーラを両手に持って階段を歩くとこうなりますね。
Step7:専門用語を覚える
下記の専門用語をすべて覚えましょう。
- PAW・・・パウダー
- DANK・・・マリファナを意味するスラングのようですが、単に「ヤバイ」ぐらいの意味でしょう。
- DUMP・・・木などから落ちた雪がコブになったもの、ようは「ギャップ」。主にツリーで見られるものを指すようですが、「マッシュ」とはまた少し違うみたい。
- JIB・・・ジブ
- HIP・・・ヒップ
- VIS・・・visibilityの略、「視界」。
- KILLA・・・これはなんでしょう?Killerってことで危ない滑りをする人、とか?
- SHRALP・・・これも「スゴイ」とかそういう意味のよう。「ガンガン行こうぜ」的にも使う模様。
- SMEAR・・・パウダーでエッジ立ててターンする事らしい。
- SLARVE・・・エッジを深く立ててターンする事、スプレーを上げるようなターンを指すようです。
- CHOWDER・・・食い荒らされたパウダーってことかな?
- AVY・・・avalanche、雪崩のことかな?
- FAKIE・・・フェイキー
- SWITCH・・・スイッチ
- GAPER・・・前述の通り
- ROCKER・・・ロッカー
- PIZZA・・・スキーの「八の字」のことです。八の字に開いたスキー板が三角形でピザの形に見えるから、だそう。
- FRENCH FRIES・・・こちらはスキーの板を並行にしている状態。パラレル、っていうんですかね。しかしまあポテトとは・・。
- YARD SALE・・・直訳するとガレージセールのことですが、スキー中に転倒し、板やストック、ゴーグルなどがバラバラに散らばった状態を指すそうです。
- REAR-ENTRY・・・スキーブーツの種類のようです。現在は主流ではなく、レンタルでたまに見られるようで、意味合い的にはスノーボードで言うところの「ステップイン」みたいなもんすかね。
Step8:パウダーの日のルール
パウダーは、誰よりも先に独り占めするのが基本ですね。
- 友達と行かない
- 仕事に行かない
- トイレ休憩はしない
- ご飯も食べない
- 泣き言は言わない
- BS(=Bull shit、糞野郎)は勘弁
Step9:滑走日数(が多いことを)を自慢する
俺の滑走日数は「400日」だ。
Step10:雪質の違いを見極める
下記の雪質の違いを覚えましょう。
- POW・・・パウダー
- CORN・・・春先の雪。ザラメみたいな雪かな?
- CEMENT・・・セメントという名の通り、カッチカチのアイスバーン
- CHAMPAGNE・・・乾いたサラサラの雪、パウダーほど深く積もってないときに使うのかな
- HOARFROST・・・直訳すると白霜、霜が降りて結晶化したもののようですが、すごい寒い時のことかね?
- GROOMER・・・しっかりと圧雪された雪
- ELEPHANT SNOT・・・シャバ雪。春の午後とか、雪が解けてきて「SNOT(鼻水)」みたいになった雪。
- PILLOWS・・・マッシュのことは英語でpillowと言うようです。
- SNERT・・・「糞ガキ」って意味みたいなんですが、汚れてたりする酷い雪を指すみたいですね。
- FAKE SNOW・・・人工雪
- YELLOW SNOW・・・黄色い雪、そう、おしっこがかかった雪のこと。「Don’t Eat The Yellow Snow - 黄色い雪は(おしっこがかかってるから)食べるなよ」というアメリカンジョークがあるそうで。
Step11:ゴーグル焼けを自慢する
いやー、俺なんてまだまだだよ。
Step12:オフシーズンでも常にスキーのことを考える
街中の段差、レール(柵や車止め)、ポールとかで練習しちゃいますよね。
まあ、さすがに車のバンパーでは練習しないすね
Step13:たくさんのトリックを生み出す
新しいトリックを練習。
Step14:スタイルの出る姿勢を練習する
STEEZ ZONE、スタイリッシュなポジションは後傾に10℃ほど倒れた状態だそうです。
これが一番イケてるポジションだ!
Step15:アフタースキーを満喫する
日本なら、アフターはやっぱ温泉かな。
Step16:シーズン初めての降雪にテンションを上げる
富士山の初冠雪でも十分テンションあがりますね。
Step17:シーズンの最終日から、次のシーズンを待ち望む
それはもう、常に待ち望んでいます。
Step18:真のスキーバカになる
Step8ぐらいで十分バカです。
Step19:スノーボーダーを大嫌いになる
これは良きスキーヤーになるためには必須ですね!
例え自分のミスで転んでも、近くにスノーボーダーがいたらそいつのせいです。
見てください!スノーボーダーは危険です!
※実際はスキーヤーが勝手にコケてるだけ
Step20:Alpine Responsibility Codeを遵守する
Alpine Responsibility Codeというのは、雪山滑走者、登山者が守るべき国際的なルールだそうです。
※お酒に酔った状態で滑走してはいけません
Step21:ストックにカメラを付けて、イケてる映像を残す
イケてる映像と、イケてる音楽。
Step22:人にあったら必ずギアについての話をする
「そのウェアどこの?」「その板どこの?いつのシーズンの?」
確かによく聞こえてきますね~、そんな会話。
Step23:積雪情報は常にチェックする
特に金曜日は、積雪情報のページは開きっぱなしですね。
Step24:グラトリ(=butter trick)を覚える
まあ、出来ないよりは出来たほうがいい・・のか?
Step25:ワックスは忘れずに
ここで何故か足毛を脱毛するシーンが流れますね。
これは、ワックス脱毛とかけたアメリカンジョークです。
Step26:毎晩、恋人とスノーDVDを鑑賞する
これはヤバイですね、もう大分キテます。
Step27:トランポリンで3Dトリックや、グラブの練習をする
真面目。
Step28:雪質には必ず不満を言うこと
「今日全然板走らねーわー」って言ってそう
というわけで、皆さんも今シーズンは良きスキーヤーになるためにこの28ヵ条を守りましょう。
ところで、この動画は一体何なのか
IFHT(I F*cking Hate That、の略)というパロディ動画とかを作るグループが作成したようで。
これもYoutuberなんだろうか。
動画のスポンサーの「MEC」というのは、れっきとしたアウトドアブランドのようです。
Mountain Equipment Co-op – MEC –
301 Moved Permanently
全然ブランドの宣伝にはなってない気がしますが、こういうプロモーションもアリなんですね。
IFHTでは、スキーヤー以外にもバレーボール、マウンテンバイク、ロートバイク、アイスホッケーなどなど、様々なスポーツや、中には「大学生」を扱った動画などもあるので、気になった方は見てみてはいかがでしょうか。
スノーボーダー版も見てみたいなー。