未来を生きる力を身につける教育というものを体感した話

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すっかりブログを書かなくなりましたが、どうしても書き残しておきたいことができたので。
今日、広島県の高校生の研修に協力させていただいたんですが。とても貴重な体験だったので記録しておきます。
自分の子供もこういう学校に入れたいと強く思います。

広島にある公立高校のカリキュラムがすごい

広島県立賀茂高等学校
広島県立賀茂高等学校(ひろしまけんりつかもこうとうがっこう)は、広島県東広島市西条西本町にある公立高等学校。

こちらの高校のカリキュラムの中で、以下のようなものがあります。

総合的な探究の時間/各学年で実施する総合的な探究の時間を「GAP(Glocal Action Program)」と位置付け、地域課題に目を向けるとともに、異文化交流を進めることにより、自分と自分の住む地域社会、さらには世界を結びつけながら、課題解決に向けた研究を行います。

この研究活動の中で、たまたまAMNで取り組んでいる内容に興味を持ったチームがおり、今朝うちの会社まで話を聞きに来てくれました。
5人の高校生と1時間ほど話しましたが、真剣に取り組んでいました。
自分の高校時代と比較すると似ても似つかないです。
さらに驚いたのは、今回の活動は広島⇒東京へのいわゆる「修学旅行」の中で組み込まれている課題なのだそう。
1日に午前と午後に2社、企業などを訪問して話を聞く。間の時間は自由行動で、観光したりするそうです。

マジかよ、自分の高校の時の修学旅行なんてひたすら遊んでた(観光すらしてなかった)気がするけど。
なんて真面目なんだ。そもそもその研究どういうものなの?
ということで興味がわいたので少し調べてみました。

賀茂高校でも取り入れているGAPというのは、どうやらこれのようです。

持続可能な開発のための教育(ESD)に関するグローバル・アクション・プログラム
(文部科学省 日本ユネスコ国内委員会 HPより)

前提となっているESDというのはこれです。

ESD(Education for Sustainable Development)※持続可能な開発のための教育
(文部科学省 日本ユネスコ国内委員会 HPより)

賀茂高校では、GAPをさらにローカライズして、地域課題に着目している点がユニークだと感じました。
また、他の課題では世界の歴史から学ぶような取り組みもあるようです。

「総合的な学習の時間」授業報告(PDF

研修旅行でドク・ツェントルム,ツェッペリンフェルト,ダッハウ強制収容所,アンネ・フランクの隠れ家を訪問し,1929 年以降のナチスの歴史を学ぶ
 単元目標:
 ①ナチスの歴史に関する学習を通して排他主義の危険性を知る。
 ②現代の様々な社会事象を客観的に捉え,批判的に思考する力を身に付ける。

さらにこんな授業も。

総合的な探究の時間(GAP)第1学年「SDGsカードゲーム」
ルールは,各グループごとに与えられた「時間」と「お金」を使って様々なプロジェクト活動(交通インフラの整備等)を行い,最終的に2030年の世界がどのように変化していくのかをゴールとするものです。

未来を生きるための力を身につける教育、というものを考えさせられる

ESDもGAPもユネスコで採択されているものなんですね。
ユネスコとユニセフってどっちがどっちだっけ?なんて言ってた自分とはまったくもって縁遠いわけですが、自分も子供ができた今、改めてこういう考え方の教育というものにはものすごく共感します。

グローバル社会だ英語話せなきゃいけないからAll Englishで授業をやろう、エンジニアが不足するからプログラミング教育だ、自己表現力を身に着けるためにやれダンスの授業だ、そういう話ばかりが教育改革の中で叫ばれてきましたが、それって結局「今」の話ですよね。
「今」、ビジネスの舞台に立つ我々おっさんや爺さん方がまさにそれらを学んでこなかったことで苦労している・疲弊している、だから子供には今のうちから教育させよう、と。

でもこれ発送としては大間違いで、子供らは「今」ではなく「未来」にビジネスの舞台に立っていくわけで、5年後10年後、20年後に社会を引っ張ってくれる、そういう人間になってもらうためには、本当に「英語」「プログラミング」でいいのか?と常々感じていたので、今回たまたま知ることができたこのユネスコが提唱しているような考え方って、一つのヒントになるなあ、と思いました。

こういうカリキュラムを掲げている学校にぜひ自分の子供も行ってほしいなと思うわけですが、あいにく広島県民ではないので自分の住んでいる所の近くにないかなーと探していたら。

加盟校一覧 – ユネスコスクール 公式ウェブサイト
ユネスコスクール(ASPnet加盟校)による様々な取り組みやイベント、研修会等のおしらせ、持続発展教育(ESD)を実践するために役立つ情報や教材等を紹介しています。

こんなのありました。これはすごい。めっちゃ参考にしようっと。
てかこのドメイン、これ文科省のHPなのか。

自分たちで課題に対して考え、その解決方法を学ぶために国内外に研修旅行、さらには当事者へのヒアリングに行く。
脳みその動かし方はもちろんだけど、行動力とかプレゼン力も身につくし、高校生のうちからビジネスの現場を見られるってのはめちゃくちゃ勉強になるだろうなぁ。
ちなみに、今日話した5人はもちろん、先生の引率無しで来ました。
ちゃんと聞きたいこと、研究の目的も話してくれましたし。
自分の子供もああなってほしいですね。