ご存知の通り、FacebookページはFacebook外部からも閲覧可能です。
つまり、Facebookにログインしていないユーザーも、コンテンツを閲覧することが出来ます。
(いいね!を押したりコメントを書き込んだりする場合には、Facebookへのログインが必要です。)
で、Googleの検索BOTもこれ同様にクロール可能ですので、Googleの検索結果にも表示されます。
以下のように、実際にこのブログのFacebookページがGoogleの検索結果に表示されています。
FacebookページのSEOはなかなか強く、かなり上位に表示されることもしばしばあります。
が、Facebookページの設定によってはこのGoogle検索結果への表示がされないケースがあります。
Facebookページの公開制限(国別制限・年齢制限)がかかっている
Facebookページの設定画面には、「国別制限」と「年齢制限」と言う項目があります。
この項目はデフォルトで「誰でも見ることができます」になっていますが、いずれかの制限を設定すると、Google検索には表示されなくなります。
正確には、検索BOTがアクセスできなくなるんですね。
冒頭で説明したとおり、本来Facebookページは「Facebookにログインしていないユーザー」も閲覧できます。
しかし、これらの制限を設定すると、「Facebookにログインしていないユーザー」は閲覧できなくなります。
例えば、確実に年齢制限がかかっているであろうページを見てみましょう。
お酒です。Facebookのポリシーで、アルコール関連については18才未満はアクセスできないようにすることが義務付けられています。
Facebookページ利用規約
武器、アルコール、タバコ、成人向け商品を含め、 規制製品およびサービスの個人的な販売を宣伝するページは、18才未満のアクセスを制限する必要があります。
日本が誇る4大ビールメーカーのFacebookページを見てみます。
アサヒビール ASAHIBEER
https://www.facebook.com/asahibeer.japanキリンビール / KIRIN BEER
https://www.facebook.com/kirinbeerSUNTORY サントリー
https://www.facebook.com/suntorygroupサッポロビール(Sapporo Beer)
https://www.facebook.com/sapporobeer
これらのページに、「Facebookからログアウトした状態」でアクセスしてみてください。
閲覧できないはずです。
では、アルコールを取り扱っていない場合はどうでしょうか。
コカ・コーラ (Coca-Cola)
https://www.facebook.com/cocacolapark
コカコーラのページは、「Facebookからログアウトした状態」でも閲覧できるはずです。
※ちなみに、一応断っておきますが私はいずれのページの運営等には一切かかわっていません。(設定内容を知っているわけではない。)
さて、Googleの検索BOT君も結局は「Facebookにログインしていないユーザー」としてアクセスするわけなので、上記でいうとビールメーカーのFacebookページはGooleの検索結果には表示されず、コカコーラのページは表示される、と言うことになります。
暇な人は実際に検索してみてください。
国別制限
指定した国のユーザーのみに表示したい、もしくは指定した国のユーザーのみに非表示にしたい、といった設定が可能です。
※なお、今日時点(2014/10/30)でこの項目に「日本」といれてもヒットしません。
一旦自分の利用言語設定をEnglishに変更し、再度settingからこの項目に戻り、「japan」と入力すればヒットします。
年齢制限
こちらは、年齢制限です。なお、「アルコール」は専用の項目が用意されており、これはおそらく国やエリアによってアルコールの制限年齢が異なるため、この専用項目を選んでおけばその辺が自動的に融通が利くものと思われます。(※未検証)
「誰でも(13歳以上)」と言う項目が、「誰でも見ることができます」になります。
そもそもFacebookページが「非公開」
そもそもページが「非公開」なら、そりゃ検索に表示されるわけないです。
おまけ:ユーザーのタイムラインのGoogle検索結果表示設定は?
これまではFacebookページの話でしたが、ユーザーのタイムラインの場合はどうでしょうか。
例えば、私のFacebookのユーザーネームを検索すると当然ヒットします。(下画像3つ目。)
※ぼかしを入れているのは、そこに同じようにヒットしている別のユーザー(関係ない他のユーザー)の名前が出てるため
私の場合は、別にこれでいいんですが、中には表示したくない人もいるでしょう。
そういう場合は設定から変更できます。
アカウントの設定>プライバシー>私を検索できる人>外部検索エンジンから私のタイムラインへのリンク
これを、「いいえ」にすればOKです。
以下のように、チェックを外す形です。
なお、Googleに一旦キャッシュされた情報はしばらく経たないと消えません。
検索結果情報の削除を必死に求めている人をたまに見かけますが、まあ気長に待ちましょう。
余談ですが、FacebookページがGoogleの検索結果に表示されない件を軽く調べていたところ、Yahoo知恵袋で複数のスレが立っていました。
が、いずれのBAも、「SNSのページはGoogle検索には表示されません」とか「設定のプライバシー、から変更できます」(※それはページじゃなくてユーザー)とか、「Facebookページが非公開になっている場合は検索には表示されません!」とか、こういう時Yahoo知恵袋ってクソの役にも立たないんだなということがよくわかりました。